在宅ワーカーへの発注企業事例集:株式会社エス・エム・エス
【事業概要】
高齢社会に求められる事業領域を介護、医療、アクティブシニア分野の3つと定義し、当該事業領域において、インターネット、紙媒体など複数のメディアを通じて、人材紹介、求人情報、コミュニティ等の情報インフラを提供している。
【本社所在地】東京都港区
【従業員数】630人(連結)
【ホームページ】http://www.bm-sms.co.jp/
介護、医療、アクティブシニアという3つの分野において、各事業ごとにチームを編成して動いているため、事業ごと、チームごとで業務の進め方は異なる。
薬剤師や医療品関係の事業部では、クラウドソーシングを活用しており、クラウドソーシング(※1)を通じて契約する在宅ワーカーもチーム組成時にはその一員として位置付けている。クラウドソーシングを通じて契約した在宅ワーカーと共に取り組んだ事業として、最近では「ココヤク(http://cocoyaku.jp/ )」がある。
在宅ワーカーには、開発、デザイン、オペレーションに関連する3つの分野に分けて業務を発注している。最近依頼した主な業務は、下記の通りである。
- 新しいWebシステムの開発業務。
- 当社が管理するWebサイトの運営に関する以下の業務
- 「医療相談サービス」において、身体の悩み等におけるFAQ作成過程に関する業務
- 「薬剤師アンケートの解説」において、薬剤師にまつわるアンケートの解説を書く業務
- 「記事サイトの更新」において、完成原稿を同社のフォーマットに整えてWebサイトにアップロードする業務 等
※1:「クラウドソーシング」とは、インターネットを利用して不特定多数の人に業務の受発注ができるWebサービスのこと。
業務委託、契約社員、派遣社員、アルバイト、インターンなど、多様な契約形態で業務運営を行っている。そういった契約形態の一つとして、在宅ワーカーを試験的に活用してみることにした。
- 様々なアイデアの収集、ルーティン作業の効率的な実施、新しいシステムの開発などの面で、メリットを感じている。
- 事業統括者がチーム組成を考える上で、活用できる人材の「柔軟性を持たせる」という意味でも、クラウドソーシングを通じて契約する在宅ワーカーの活用は効果的である。
- クラウドソーシングでは、多くの在宅ワーカーの中から良い人材を探すことが大変な場合がある。
- 成果物の質の確保が難しい。
良い在宅ワーカーには「外部にいるチームの一員」といった位置づけで業務を、継続して依頼したい。既に継続的に業務を依頼している在宅ワーカーが数人いるので、この人材枠をもう少し広げていきたいと考えている。
- クラウドソーシングを通じて契約した在宅ワーカーの活用は、多様性を求めるようなもの、企画立案時にアイデアなどを集めるものという考え方だと、業務を依頼しやすいだろう。また、実際に在宅ワーカーに依頼してみてわかる部分も多い。
- 業務を委託する企業の変更は意外と難しい面もある。そういった点で、スキルがある在宅ワーカーに素早く簡単に頼めるのは、在宅ワーカー活用の大きなメリットといえる。
- コストと業務遂行のスピードはおおむね問題はない。
※ 掲載情報は、2013年12月時点のものです。
※ 掲載情報については、あくまで企業における在宅ワーカーへの発注・検討に資するためのものであり、当該発注企業と在宅ワーカーの契約内容について(事務局が)保証するものではありません。
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